始めの一歩: UFR UBR LDF
導入 気負わずにまずは基本から
コーナー3styleは全部で376種類あります。
エッジも含め3-styleの習得はまずその数の多さ、そして一度すべて覚えきらないと実践で用いるのが難しそうというようなプレッシャーが習得における壁になる事も多いかと思います。
ですがまあ、何事もまずできることから始めていくというのが結構重要ですし、どの手順も根本にある考え方は同じです。
深いことは考えずにまず一つの手順に触れてみましょう。
というわけで、一番基礎となる手順の紹介です。
さわってみよう 3-style
UFR UBR LDF: "R' D R , U" = R' D R U R' D' R U' https://gyazo.com/ca7a95a489a9d1097fcd26cbde0a6368 (いきなり図が見づらくてすみません...!よく見るとLDFの部分の灰色が欠けていてそこが白です)
とりあえず手順通りに回してみて3つのパーツだけが交換されることを確かめてみてください。
正しく動きましたか?これであなたも1手順習得です。
たったの1手順と思いますか?でも0から1は大きな飛躍ですし、これからは「俺は3-styleが回せる...!」と思いながら人生を過ごすことができます。素晴らしいですね。
ちなみにですが、3-styleはコミュテータの手順A部分と手順B部分を入れ替えることで逆サイクルを作ることができます。
UFR LDF UBR: "U , R' D R" = U R' D R U' R' D' R https://gyazo.com/ca7a95a489a9d1097fcd26cbde0a6368 どうですか?これで2手順覚えましたね。
先ほどの2倍に増えました。恐ろしいペースです...!!
ちなみにというか当たり前というか、3-styleは同じ手順を3回繰り返すと元に戻ります。
手順のエッセンス
キューブの3点だけがきれいに入れ替わる感動はひとしきり味わっていただけたでしょうか。
これから追って手順を増やしていくわけですが、回している手順がどのような理屈で動いているか?を理解しておくほど手順の暗記は楽になっていくと思います。
CFOPの手順でも、
F2LはI型やT型に帰着する とか
OLLは最初に飛び出してきたF2Lペアが元のスロットに戻る
といったような説明をしてくれる人がいると思います。
特に3-styleは装備なしの暗記力一本勝負で行くと量的に辛いものがありますし、どの手順も根っこに当たる部分は共通しています。 よければ、少し準備を整えてから手順習得の旅に出かけましょう。
さて、
自分が手順を回す際のイメージとしては、焦点となるステッカー1つに他のパーツ2つを集めるというイメージで回しています。
下の図が今回した手順のイメージです。
https://gyazo.com/4bab55bd9d94ad6c17fa6e8f668d49b4
手順A: U では、UBRのステッカーがUFRに移動してくる(他にもいろいろ動くけど、今は無視)
手順B: R' D R では、LDFのステッカーがUFRに移動してくる(他にもいろいろ動くけど、今は無視)
A → B → A' → B' の順で回すと ...... 3点交換が起こる!(すごい)
魔法のように見える3-style手順ですがこのように2点交換×2のようなもの(*1)と捉えることで少し中身が分かるのではないでしょうか?
ぼんやりとでもいいので
焦点となるパーツ
2つの短い手順への分解
を頭にいれておいてもらえるとスムーズに以降の話も理解しやすいかと思います。
コミュテータの表記が A, B = A B A' B' のような書き方をされてる理由も納得できるのではないでしょうか?
ある程度の理解と心づもりができたと感じたら、もう少しUFR手順の道に踏み行ってみましょう。
*1 2点交換×2の表現は東京大学ルービックキューブサークル(TRCC)さんの
魔法の中身をさらに理解したい方は是非読んでみてください。
コミュテータは2つの手順(AとB)で動くパーツの共通部分が重要になってきます。